横山町大祭に延べ300人

 

 問屋街の横山町町会は5月9、10日の2日間、「神田明神神幸祭」に協賛した「横山町大祭」を開いた。2年に1度開かれるもので、横山町町会や横山町の企業などから延べ300人が参加した。前日には立体駐車場のYYパーク横に神酒所が設けられ、神田明神のご神職によって神輿への「神霊(みたま)入れ」の儀式が行われた。

 横山町大祭は長い歴史の中で受け継がれてきた。商業の街として地域の商売繁盛、家内安全などを祈願して、町内を神輿が練り歩く。

 町内会は神輿係、物資係などの役割分担で祭りを運営していく。神輿係は担ぎ手たちの安全を確保しながら神輿全体をスムーズに運行させた。物資係は大人数の弁当や飲み物の準備に奔走した。祭りは担ぎ手が前面に出るが、町内で代々受け継がれてきたしきたりや決まりごとに従うことが大事だ。今回も滞りなく、事故もなく終了したことは彼らの力によるところが大きい。街全体が大祭というイベントに一丸になって取り組んだ。その印象を強くした。

横山町が先陣切る 神田明神「神輿宮入」

 

 10日から始まった神田明神への「神輿宮入」では、大小150を超える町内会神輿の中で、横山町神輿が「一番神輿」に選ばれた。多くの人が見守る中、横山町の担ぎ手たちは威勢よく一番神輿の宮入を果たした。