ファッション、服飾、インテリア、生活雑貨の仕入れや、起業のお手伝いをする日本橋横山町・馬喰町問屋街の地域団体のサイトです。
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横山町奉仕会会長 西沢 郷

横山町で仕入れていただいている全国の小売店様、商品をご提供いただいているお取引先様、隣接の友好団体や関係諸官庁の皆様、そして横山町奉仕会加盟各社の皆様に、謹んで新年のご祝辞を申し上げます。旧年中は横山町奉仕会並びに会員商社に格別のご支援、ご愛顧を賜り、誠にありがとうございました。

コロナに翻弄され続けた一年

 昨年は1月から9月末にかけてはその大半が緊急事態宣言下にあるという異常な状態でした。一昨年、一度は沈静化の兆しを見せた新型コロナの新規感染者数は、年末から再び増加し、1月8日には2回目の緊急事態宣言が発出されました。3月からはワクチン接種が始まりましたが、第3波、第4波と続き、東京オリンピック後の第5波では新規陽性者数が全国で2万5000人を超える日もありました。人々の生活、                日本経済、私たちの商売がまさにコロナに翻弄され続けた一年と言えるでしょう。

 当初はなかなか進まなかった接種率は、9月末には全国民の約60%となり、11月末には77%を超える人が2回接種を終えました。10月に入って新規陽性者数は次第に減少し、全国で100人に満たない日が続いています。飲食店や旅行の規制緩和が始まり、予防対策を講じてではありますが、経済活動が少しずつ再開してきました。

 一方、横山町問屋街もコロナ禍により大きな打撃を受けました。東京の新規陽性者数が報じられるたびに、地方から仕入れに訪れていた専門店様の方々から「感染が怖いから仕入れに行けない」という声をたくさんいただきました。奉仕会加盟各社は来街できないお客様に対して電話やファクス、LINEやインスタグラムなどのSNSをフルに活用し、専門店様への仕入れサポートに力を入れました。

 11月に入り、新規陽性者数の減少と共に地方の専門店様が訪れるようになりました。「1年半ぶりで、やっと横山町で仕入れることができた」という言葉をいただいたときは、この1年半の苦しい時期を専門店様と共に乗り越えてきたのだと実感しました。11月に入って変異株「オミクロン株」が世界に広がりつつあります。重症化リスクは低いとの見方もあります。治療薬の開発も目処が立ってきました。「ウィズ・コロナ」の中でいかに暮らしていくか、私たちも専門店様も商売をいかに立て直していくかが課題になるでしょう。

期待される消費の回復

 今年一年は消費者の購買意欲が高まり、消費の回復していく一年になることを期待しています。

 10月末の衆議院議員総選挙を経て、第二次岸田内閣が発足しました。岸田首相が打ち出した経済対策の中で期待したいのがGoTo事業と働く人の賃上げです。昨年の第1波後に行われたGoToトラベルでは多くの人が観光地を訪れました。それに伴って衣料品の需要も回復の兆しを見せました。人が動けば消費は伸びていきます。賃上げによる給与の上昇によって消費者の購買意欲が高まり、消費が回復していくと思います。また、外国人旅行者のインバウンド需要の高まりにも期待しています。「新常態=ニューノーマル」と言われたライフスタイルの中で消費者は生活を見直しながら自分らしい暮らし、行動を求めています。そのマインドに応える商品を店頭に並べていくことが大事ではないでしょうか。

 一方で、懸念材料もあります。昨年はコロナ禍にあって原油の急騰、コンテナ不足による物流の停滞が世界経済に大きな影響を与えました。中国では新型コロナによる工場のロックダウン、9月に入っての電力不足が深刻になりました。

 これらの要因により問屋街で扱う商品にも影響が出始めています。海外から商品の入荷が遅れ、昨年12月は1カ月以上も遅れてしまう状況がありました。新入学を控えた学校用品の入荷の遅れを心配する商社もあります。また、工場の生産価格が上昇しています。5、6月と比較して30%程度値上がりした商品もあります。特に懸念しているのが今年の秋冬物です。韓国やベトナムで生産する衣料の生地は多くが中国産です。売れ筋で定番の商品を同じ価格で提供することができない事態も予想されます。それを念頭に、年間の仕入れや販売の計画を立てていく必要があると思っています。問屋各社はいかに価格上昇を抑えながら専門店の皆様に商品を提供していくか、懸命に努力しているところです。

90年の歴史を紡いできた奉仕会

 横山町奉仕会は昨年、体制を一新しました。14年間、会長として公私共に問屋街の発展に貢献された宮入正英前会長が勇退しました。現在は最高顧問として新執行部をサポートしていただいています。

 役員人事では積極的に若手を起用しました。新たに村上信夫氏が副会長に就任したほか、各部の副部長に若い世代が新たに加わっています。これまでも各部を引っ張っていただいているベテランと若手のバランスの良い役員構成になりました。ウィズ・コロナという難しい時代、若い力を生かし、ベテランの方々の意見を伺いながら様々な施策を実施していきます。

 来年、横山町奉仕会は創立90周年を迎えます。1933(昭和8)年に始まった奉仕会は代をつなぎ、また新しい商社が加わりながら発展してきました。ここまで歴史を紡いでこられたのも、横山町で仕入れていただく専門店様をはじめとした皆様のお力添えがあったからこそと感謝しております。

 90周年に向けて、今年4月から年間61日間にわたって「奉仕会創立90周年記念売出し」を実施いたします。売出し期間中は奉仕券の倍口呈上とは別に「記念抽選補助券」を発行いたします。記念抽選補助券7点にて1回の抽選ができ、特等10万円の旅行券、1等有名ホテル食事会ペアご招待など、総額2000万円の景品をご用意しております。専門店様の積極的なお仕入れをお願いしたいと思います。また、加盟商社におかれましては、前回の85周年時よりも参加しやすい仕組みになっていますので、奮ってのご協力をお願いしたいと思います。

専門店様に安心を届ける

 奉仕会に加盟していることは「信頼できる問屋である」ことの証しです。まずは仕入れていただく専門店様に安心して仕入れていただける環境を整えていくことが私たちの使命です。横山町は330年の歴史を持つ商業街です。商売をする店は時代に合わせて、人に合わせて柔軟に扱う商品を変え、商売のやり方を進化させてきました。消費者は今、何を求めているのか。そのためにどんな商品が必要なのか。専門店の皆様に今の空気感を伝え、売れる商品を仕入れていただく。それが問屋の生きる道であり、奉仕会がそのバックアップをしていく。奉仕会の果たす役割は、今後も大きくなっていくと考えています。

 また、奉仕会が存在することは異常な価格競争を抑制する力にもなっています。価格競争は商社にとっても、専門店にとってもデメリットです。品質に応じた適正な価格を維持し、商社と専門店がウインウインの関係を築いていくことに力を注いでいきたいと考えています。

時代の変化に適応する

 私たちはこの2年間、コロナ禍を契機として時代の変化に適応していくことの重要性を改めて知りました。

 横山町問屋街は今、変化しつつあります。著名な建築家やデザイナー、クリエイターなどがオフィスを構えています。マンションができて、この街に住む人も増えています。いかに魅力ある街を私たちの手で創り上げることができるか。昨年から馬喰町横山町街づくり会社や業務提携しているUR都市機構様、街の活性化で実績のあるパッチワークス様と力を合わせて定期的に「日本橋問屋街を面白がる会」を開いています。また、馬喰町、横山町で経営されている飲食店や雑貨店などが参加した「いっぴんいち」も開かれました。さまざまな分野のクリエイターや地域住民と若手経営者が集う場ができつつあります。

 その一方で、私たち奉仕会加盟各社は企業としての基盤を盤石にしていかなければなりません。昨年は新型コロナの影響で開催できなかった、明治大学の岡田浩一教授の「プロジェクトマネジャー養成講座」を再開しました。また、自社の財務状況を把握し、強い会社にしていくための勉強会も開催する予定です。

 時代に合わせたインフラの整備も必要になってきます。インターネットやSNSを活用した取引の拡充、yhカードの利用者拡大、ICタグの導入など、1社ではできない課題に対して加盟各社が一つの力となって取り組んでいきたいと考えています。厳しい時代ではありますが、多くの皆様と力を合わせて、問屋街の発展、専門店様のご支援に取り組んでいきたいと考えています。

2022年 元旦

以下は加盟商社のオンラインストアです。

細谷商店
宮入
上田嘉一朗商店
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