横山町奉仕会が11月に開催した「冬のダッシュセール」、「Xmasスタートセール」には多くの専門店が冬物調達に訪れ、問屋各社は軒並み前年実績を超える売り上げを確保した。気温低下を背景に、店頭の季節商品への転換が進み、11月半ば過ぎには追加を発注する専門店も出始めた。

昨年よりも早く動き出す

 宮入は冬物を立ち上げると、昨年より約3週間ほど早く商品が動き始めた。特に10月半ばからアウター、ニット、ボトムスなどで幅広いカテゴリーで動きが活発化し、10月20日からの「創業祭」では前年を上回る数字を記録した。11月に入ってからはアウターを中心に多くの専門店が来店し、追加発注も増加している。「気温低下が店頭活性化の契機になった」とし、冬物の販売は12月いっぱいまでを見込む。その後は年明けから春物予約会を展開する予定。

  丸太屋は10月初旬から冬物が本格的に動き出した。「見せる程度の仕入から本格的な品揃えに切り替える専門店が多かった」と、気温低下がフェイスチェンジを加速させたと分析する。冬物は年内いっぱいから1月上旬までの動きと予測する。春物は商品により差はあるものの、1月中旬〜2月初めに投入し始める見通し。

 

追加需要対応が年末の焦点

 トーヨーでも11月に入って冬物アウターの動きが本格化し、月半ばを過ぎても繁忙状況が続いた。店頭では冬物を求める顧客が増え、専門店の仕入れ行動も速まったという。

 今季は「秋の短さ」「気温の振れ幅」「例年より早い需要顕在化」が共通点として挙げられる。専門店側が早期確保に動いた背景には、暖冬傾向や季節逆転を警戒する業界ムードもあるが、実際には気温推移がほぼ暦通りとなり、冬物消化にプラスに働いたとみられる。横山町では12月に向け追加需要への対応が焦点となる。