先日、傘専門卸・小宮商店さんに取材で伺った際、
約100年前につくられた日傘と当時のミシンが展示されているのを目にしました。

明治時代のにおいが残る二重張りのコウモリ傘。
まさに蝙蝠を思わせる美しいフォルムです。

丸骨を使うことが多かった明治20〜30年代に、軽さ、強度と傘の細さを追求し、
河野寅吉さんが完成した「溝地金」と呼ばれる鉄骨を使いつくられたもの。

表裏共に絹地を用い、二重に縫い合わせ、傘を広げた時に美しいカーブができるように仕上げる、
気の遠くなるような作業を経て完成した貴重な傘です。