展示会で春物先行

 横山町問屋街の卸大手は、年初から春物の展示受注会を開いた。緊急事態宣言下での開催だったが、先行することで専門店にいち早く春物のイメージを提供し、。戦略的な店頭での取り組みを促す。

 丸太屋(東日本橋2の26)は12〜19日、婦人パンツ「春物新作展示発表会」を開いた。今年はパンツに特化した展示会で、ファッション性の高いものからストレッチ素材など機能性を打ち出したものまで幅広く提案した。

 「緊急事態宣言で厳しい状況が続くが、定番を主体にお客様に安心して買っていただける商品を揃えた。少しでもお客様に貢献できる商品を提案していきたい」としている。

パンツの春物新作を発表(丸太屋)

春の新作パンツは機能素材で楽々コーディネート

〈丸太屋(03-5687-6111)〉

①ストライプ柄ワイドパンツ 春らしいベージュカラーで、人気のストライプ柄。素材感と表面変化が特徴だ。綿麻混素材で、卸値4480円。グレンチェックワイドパンツ 落ち着いたデザインとチェック柄が好評。レーヨン混素材で、卸値1980円。ヒットラインストレートパンツ チュニックにも合わせやすい。センターシーム付きのストレッチ素材。ベージュなど5色。卸値2480円。チュニックパンツ ストレッチ素材で、長めのチュニックに合わせるのがベスト。全14色展開で幅広いチョイスができる。卸値1380円。柔肌ワイド系パンツ 柔らかい風合いで、極上の肌触り。年間通しての人気アイテム。卸値1380円。

 

                         

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 宮入(日本橋横山町6の18)は年明けすぐの4日から29日に「婦人アウター『春物内見予約会」を開いた。テーマは「ナチュラル&ベーシック」。各フロアでジャケットやコート、カットソー、ニット、ブラウス、チュニックなど、「着心地の良さと優しい春カラーのご提案」と、ナチュラルでベーシックなテーストを中心に新作を提案した。これまで実績のある定番のほか、素材やデザインにこだわった商品を提案した。コロナ禍で厳しい春物のスタートとなったが、「お客様様と共に春商戦で成果の上がる商品を売り場に取り入れていきたい」としている。

アウターの春物新作を発表(宮入)

春らしいカラーと素材のチュニック、カットソー、コート

宮入1階03-3663-5221、2階03-3663-5222

①セルロースジャカードカットソー 肌触りのいいセルロースを素材に着心地の良さが抜群。グレー、ピンクなど5色。日本製で、卸値1380円。1階で販売。

フード付き形状ジャカードコート 光沢感のあるジャカード生地で幾何学的なデザインを表現した。卸値2980円。2階で販売。ポンチプリーツチュニック 春らしいカラーのチュニック。袖と裾にプリーツが入っているデザインが特徴。ハイネックの衿もちょっとおしゃれ。グレーなど5色。卸値2480円。2階で販売。

               

   ①              ②           ③

ネットで積極発信

 多くの問屋は1月中旬から下旬にかけて春物を揃えたが、年明けからいち早く春物を投入して専門店の仕入れを支援している卸もある。特に今年はネットなどを使った情報発信に積極的だ。

 アクロスアンジェリーナ店(日本橋横山町6の15)は「専門店様にいち早く春物を届けたい」と、年初から春物を店頭に並べた。「家の中でもゆったりと着られるアイテム」と、カットソーやチュニックなどカジュアルで着回しのきくアイテムをを中心に揃えた。昨年からLINEを取り入れて、「お友達登録していただいたお客様に新作の写真を送付して情報を提供していてる」と、コロナ禍にあって SNSを活用して受注につなげている。

家の中でも春らしくゆったり着られるチュニックシリーズ

アクロスアンジェリーナ&LOX  03-6661-1371

①ビッグスカーフ柄レイヤードチュニック 春らしく明るいデザインが特徴。ゆったりとしたパターンで、体型が出ない。紺とベージュの2色。XL。卸値1980円。②衿メローレイヤードプリントT パステルカラーの花柄のデザイン。薄手の生地でゆったりと着こなせる。グレーとピンク。卸値1480円。

                

    ①                  ②

 都ファッションシティ(日本橋横山町10の14)の春物はインポートがイチオシだ。フランスやイタリアから「日本にはない、面白い色柄やプリント」をセレクト。おしゃれで、感度の高いミセスにチュニックやジャケットなど、カジュアルで、コーディネートしやすいアイテムを揃えている。同社もLINEやネットでの写真掲載など、得意先への情報提供を積極的に行っている。

 

めいっぱい春色を楽しむカラフルなインポートカジュアル

都繊維ファッションシティ03-3662-3861

①ライダースジャケットとデニムのコーデ 春色を思いっきり楽しみたい。価格も魅力だ。ライダースジャケットはピンク、グリーンなど5色。卸値2450円。シャツはストレッチ素材を使用し、無地にロゴ入りのデザイン。卸値2950円。ボトムは星型のストーンをデコレーションしたデニムを合わせる。卸値4950円。

②パーカチュニック 無地感のカラーに大胆なロゴをプリント。コットン素材で、ゆったりと着こなせる。フード付きは同社の人気アイテム。白、黄色、赤の3色。卸値3450円。

               

   ①          ②

 上田嘉一朗商店(日本橋横山町8の9)は春らしく、軽やかで、「部屋の中でも明るく過ごせるデザインが特徴だ。特にチュニックはこの春のお薦めアイテムで、柄や素材、デザインなど多様な商品を提案する。同社は、卸専門サイト「ウエダウェブ」のほか、LINEやインスタグラム、You Tubeなとで情報を発信している。

家の中でも春らしくゆったり着られるチュニックシリーズ

上田嘉一朗商店03-3663-2511

①フード付きチュニック ニット風生地でゆったりと着こなせる。前身頃と後身頃で丈の長さが違う。グリーンとブルーの2色。フリーサイズ。卸値1980〜2480円中心。

②ドット柄チュニック 布帛の切り替えが特徴で、デニムやスパッツなどでコーディネートを楽しむ。グレーなど3色。フリーサイズ。卸値1980〜2480円中心。

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春らしい素材

 今年は特にカジュアルなラインが春物のポイントになりそうだ。各社とも新型コロナによる外出自粛を意識して、家の中でも楽しく着こなせる商品、ちょっとした外出に気軽に羽織れるアイテムなどが主流だ。各社ともそれらを意識した商品を強化している。

 その一方で、春らしい素材感も欠かせない要素だ。

 ニューいちやま(日本橋横山町8の14)はドライ素材や透け感のあるテキスタイルを先行させた。春から夏にかけて長く販売できるアイテムで、Tシャツブラウスやベストを提案する。素材使いやデザインに「変化のあるものを取り入れる」。日本製にこだわり、お洒落を楽しめ、そして「単価の取れる商品」を専門店に向けて発信する。

ドライ機能と透け感のある素材のブラウスとベスト

ニューいちやま03-3666-4646

①Tシャツブラウス ドライ素材で、透け感のある生地を使用。プルオーバーで、七分袖。春から夏まで長く販売できる。日本製。卸値5980円。

②パワーネットベスト 無地の透け感のあるリバーシブル生地のベスト。裾の切り替えがデザインのポイント。卸値4500円。

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